音楽は、乳幼児期の心身の発達の中で、自由で空想的な世界を広げ、豊かな感受性を育てる大きな役割を果たしています。幼児教育の現場の一日は“音楽で始まり音楽で終わる”と言われるように、保育者にとって音楽技術の修得は不可欠な条件です。本学の音楽科目は、こどもたちと共に楽しく歌い、楽器を使って合奏するための技術や方法を学習します。
音楽の存在意義や指導方法を学習。
「こどもと音楽」で楽譜を見て理解できるように、「うたと伴奏」でそれぞれのレベルに合わせた童謡でピアノ技術を学習します。「幼児音楽指導法」や「音楽表現指導法」では、幼稚園教育要領や保育所保育指針における音楽の存在意義や実際の指導方法などを学習していきます。
音楽の楽しさ、喜びを与える指導。
本学独自の童謡曲集や個人グレード表を採用し、さらなる技術の向上を目指します。卒業時には、童謡・マーチなど100曲以上演奏できるように指導していきます。また、「音楽表現指導法」では、カスタネット・木琴・鍵盤ハーモニカなどの簡易楽器から電子楽器に至るまでの基礎奏法や、合奏の指導法などを修得。こどもに楽器を演奏する楽しさ、喜びを与えることができる指導を学んでいきます。
こどもたちは身体で音楽を感じ表現できることや全身を使って運動することを通じ、成長していきます。授業では、本学独自のカリキュラムにより段階的に指導します。まず、保育現場でこどもを指導するために必要な基礎理論からはじまり、各種の体操やゲームを学びます。また、「身体表現指導法」ではリズム遊びや歌遊びをはじめ、自由で創造的な表現活動を通じて応用段階を学びます。特に附属幼稚園児による実技教育を数多く体験することにより指導技術を高め、自信を深め、保育現場に直結する生きた教育が展開されます。2年間を通じ、動きの正確さや基礎体力の向上など、基本的な力も磨いていきます。
幼児体育研究部会、運動遊び研究部会では、毎年10月に開催されるこどもフェスティバルで、それぞれの研究会で身につけた研究成果を実技発表をしていきます。この発表会は本学独自の試みで、日々積み重ねた研究を実践する大切な場。こどもたちと実際に触れ合いながら、学び、悩み、実践するステージは、学生生活においても忘れられない体験になります。
“こどもの絵にはこどもの心がそのまま映し出される”と言われるほど、幼児教育において大きなウエイトを占めるのが幼児美術です。「造形表現指導法」や「造って遊ぶ 描いて遊ぶ」の授業では、専門教室を使い保育者として必要な美術の教養や実技を修得します。まず、こどもの造形教育の意義、発達、歴史など理論とその体系を学習します。さらに、こどもの造形活動に必要な基礎教育の修得や、教材・教具の取り扱い方などを理解します。また、具体的な幼児画の読み取り方や指導法についての理解を深め、こどもたちの豊かな創造力を大切に育てます。
将来の保育者への夢を叶えるために、本学では様々な実習を計画しています。卒業後は皆さんの出身地で保育者として働くことができるよう帰郷実習という形式をとっています。
主な実習内容とそれによって取得できる免許・資格についてご紹介します。
保育士資格を取得し、保育所や児童福祉施設で働くために必要な実習です。
1年次の2月・3月および2年次の8月に保育所20日間、施設10日間(施設就職希望者は保育所10日間、施設20日間)の実習をします。
幼稚園教諭二種免許状を取得し、幼稚園で働くために必要な実習です。
2年次の5月と9月にそれぞれ2週間ずつ幼稚園で実習します。
養護教諭二種免許状を取得し、小・中・高等学校で養護教諭として働くために必要な実習です。
2年次5月または9月に3週間、小・中・高等学校で実習します。
4つの附属幼稚園をはじめとする各地の幼稚園、保育者・施設・学校での体験学習は2年間で70日以上になります。実際にこどもたちと触れ合う生きた学習は、こどもへの指導法はもちろん保育者・教育者としての自覚も育てます。養護実習では、心・身体・健康の専門家としての看護やカウンセリングの知識を持った保育者・教育者を目指します。
幼児教育研究会とは、全学生が「幼児文化研究部会」「幼児体育研究部会」「福祉研究部会」「運動遊び研究部会」のいずれかに2年間所属し、将来の保育者として研究と実践に取り組む、本学独自のユニークな研究会です。全学生が幼児教育のエキスパートを目指し、学内、学外の一流教授陣の指導を得て有意義な活動を行っています。またその成果は幼稚園、保育所等の誕生会、クリスマス会、市民文化祭などへの支援という形で、開かれた幼児教育活動を展開しています。この活動は、国際ソロプチミストから高く評価され、平成5年10月31日には奉仕活動期間であるシグマソサエティの会員として、全学生が認定されました。
幼児教育研究会は、学生一人ひとりの個性の進展を目標に、より開かれた大学として幼児教育に関する研究開発、実践活動を行うものです。その目的を達成するため、次のような研究活動がなされています。
幼児教育を行ううえで欠かせないさまざまな文化活動に、理論と実践の両面からアプローチする研究部会です。
各研究会では、作品を作ったり発表会をしたりと幅広い活動を行っています。
| 劇あそび研究会 | 習字あそび研究会 | 園のガーデニング研究会 |
| 折り紙研究会 | 絵本・童話研究会 | 歌あそび研究会 |
| こども英会話研究会 | こども和太鼓研究会 | こども吹奏楽研究会 |
| こどもハンドベル研究会 | こども環境研究会 | こども器楽合奏研究会 |
| リトミック研究会 | こどもエレクトーン研究会 | こども茶道研究会 |
| おもちゃ研究会 | 習字あそび研究会 |
言葉だけでなく、体の動きを通じてこどもに語りかけることのできる保育者を目指す研究会です。
同時に学生自身の体力づくりも行い、さらに行動力や判断力、そして連帯感を培っていきます。
| 幼児体育研究会 | こどもダンス研究会 | こどもバトン研究会 |
| こどもレクリエーション研究会 | こどもサッカー研究会 |
聴覚障害者の方とのコミュニケーションを図る手話や老人ホームへの慰問などを通し、地域社会と密接にかかわる研究と活動を実践していきます。
| 手話研究会 | こどもの健康を守る研究会 | web・ファミリーサポート研究会 |
こどもが楽しめる運動遊びを中心に研究を重ね、こどもフェスティバルでその研究成果を発表していきます。
また、各部では自分自身の体力づくりも含め練習に励みます。
| こどもの運動あそび研究会 |
(バレーボール部) (バスケットボール部) (バドミントン部) |
(ソフトテニス部) (剣道部) |